時計を気にする場所
2008/10/31 Fri. 20:20 [過去の軌跡 アメブロより]
改札前のコンコースは
浮き足立つ人で溢れ
大量に人を乗せた電車が
到着する度に
みな
背伸びをしながら待ち人を探す
機械的な音
人の声
スニーカーのソールが石の床を擦る
きっと2キロ先の人に話し掛けてるのであろう大声
自動改札が誤判定をして人を遮る
全てを含んだ大量な音が
冷えた空中をイワシの群れのように泳ぐ
僕は大きな荷物を持っているために
右手
左手
と持ち替えながら
交互にポケットに手を入れる
発車のメロディが
それぞれが会うべく人のもとへ急がせる
そんな金曜日の夜